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“性”について、正確な知識を知っていますか?

  • 執筆者の写真: 永易至文
    永易至文
  • 6月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月31日

性的マイノリティの話をすると、「日本は昔から性に寛容な国」「差別なんてしてこなかった」「海外のように刑罰になることもない」というお声をいただきます。


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たしかに、テレビではオネエタレントが大活躍ですし、戦国武将の修道(男色)の風俗や、クールジャパンとして海外でも人気のボーイズラブ(BL)を思い浮かべる人もいるでしょう。しかし、本当に日本は、性的マイノリティに理解がある国でしょうか。


たとえば、みなさんは、次のような質問に答えることはできるでしょうか。


 女っぽいしぐさの人や女装する人が「ホモ」である?

 レズビアンとは男に「性転換」したい女性のことである?

 小さいときの育てられ方や環境が関係している?

 精神病理の一種である?

 男役/女役がある?

 同性愛は思春期の一時的感情である? 

いずれも日常の会話のなかで、まことしやかに出てきそうな話ですが、いかがでしょうか。あるいは、こうしたことを聞かれると、「わたし、そっちの趣味ないからわからない」と言う人もいます。でもこれは趣味の話でしょうか。つまりいざ性について質問されても、性に関する正確な情報を知らないのです。逆に、性についてはあくまでベッドのなかの話、「秘めごと・タブー」としておおっぴらに語るべきではない、という意識が現在まで温存されてきています。


性的マイノリティへの理解を増進するには、まず“性”について正確な知識を知ることが大切なのです。



*このコラムは、台東区の公式見解を表すものではありません。

 
 
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