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プロジェクトの告知・活動報告や、性の多様性に関するコラムなどを掲載するウェブサイトです。
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文科省資料の変遷から見る“学校と性的マイノリティ”
性的マイノリティの子どもと学校とのかかわりを理解するために、ここで文部省・文部科学省が性的マイノリティについて触れた文献をご紹介しましょう。 1979年に文部省が刊行した教師用の指導書『生徒の問題行動に関する基礎資料――中学校・高等学校編』では、「同性愛」が「倒錯型性非行」のひとつとして挙げられていました。 この指導書では、同性愛を「性的な行為が同性間で行われる場合」と定義し、「同性愛は、アメリカなどでの“市民権獲得”の運動もみられるが、一般的に言って健全な異性愛の発達を阻害するおそれがあり、また社会的にも、健全な社会道徳に反し、性の秩序を乱す行為となり得るもので、現代社会にあっても是認されるものではないであろう」と記述し、「専門機関による治療が望まれる」としていました。当時の性的マイノリティへの認識がうかがわれ、逆に興味深い資料です。 この指導書は、1994年に同性愛者の当事者団体による申し入れから、記述の削除と改訂がされました。 直接否定しないかわりに、“黙殺”するという対応もありました。 現在、特別な教科として実施されている道徳科
3月4日


学校と“隠されたカリキュラム”
私たちの性やジェンダーに関する認識や理解の形成は、学校とも大きな関係があります。 人間には生物学的な性があること、社会には性にもとづくさまざまな違いがあることを、子どもたちは学校という集団を通過するなかで感得し、身につけていきます。たとえば、昔は教室で先生がこんな声かけをする場面があったかもしれません。 「はーい、男子はまえ、女子は後ろに並んで〜」 「男子は机運んで、そのあいだに女子は飾りつけしてください」 クラスでお楽しみ会をするのでしょうか、楽しそうな雰囲気です。そして気さくな先生なら、ふざけている生徒に対し、 「なんだお前たち、男同士くっついて。ホモなのか?」 そしてみんなはどっと笑い、その男の子たちも頭をかきながら離れたり……。いささか戯画化して描きましたが、こんな一コマ一コマから子どもたちは、男女の別、性別で規定される役割とその序列、そしてそこからはずれた振る舞いはすべて忌避され、笑われるものであることを敏感に嗅ぎ取り、学んでゆいきました。自分の学校時代を振り返って思い当たることはないでしょうか。 日々接する教師の言葉だけではあ
3月4日


性的マイノリティの子どもたちが抱える3つの困難
ここで性的マイノリティの子どもや若者たちが直面する困難を、整理してみましょう。 1つ目には、自分が性的マイノリティであることに気づいても、自分を受け入れられない、受け入れることがとても困難であるケースが多い、ということです。社会の性的マイノリティに対するイメージ、おもにはバラエティ番組での取り上げ方や、“夜の世界”といったイメージから来るものでしょうが、それらのイメージが強く、子どもが「自分はそうなのである」と受け入れることのハードルが高いのです。 2つ目には、もし自分がそうだと気づいても、そんな自分をぜったい人に知られないよう“素の自分”を隠す。つまり嘘をつきながら生きなければならないケースが多いということです。友だちとの“恋バナ”にも、好きな同性を異性に置き換えて話すことになり、ついた小さな嘘はかならずどこかにほころびが生じ、それをとりつくろうと、嘘は雪だるまのようにどんどん大きくなって、ときには自分を押しつぶすこともあるのです。 自分を固く秘めて生きるということは、自分とおなじような仲間に出会うことも難しくさせます。もちろん、現代はイ
3月4日


成長期におけるつらい経験
同性愛やトランスジェンダーの若者たちは、どういう学校時代を送るのでしょうか。 子ども当事者に聞くことはなかなか難しく、大人になってから振り返ってもらった調査ということになりますが、前掲の日高庸晴さんたちの調査では、 「ホモ・おかま」といった言葉によるいじめ被害を経験した人……60% 自殺を考えたことがある……65.9% 自殺未遂の経験がある……14% といった数字がありました。 日高さんたちの研究チームは、「REACH Online」の名称で現在まで約20年、日本のゲイ・バイセクシュアル男性のインターネット調査を続け、多くの貴重なデータを積み重ねていますが、はじめての調査以来、一貫してゲイ・バイセクシュアル男性の抑うつ傾向や自殺念慮の高さ、実際の自殺未遂、いじめ被害、不登校や自傷行為の経験の高さは変わらないといいます。また、既存の心理尺度を用いて回答者のメンタルヘルスの状況を分析したところ、若い世代において不安や抑うつ度が強く、自尊感情の低いことがわかったといいます。 上述のように、こうした調査は大人になってから振り返っての回答ですか
3月4日
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