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プロジェクトの告知・活動報告や、性の多様性に関するコラムなどを掲載するウェブサイトです。
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性的マイノリティの子どもたちは、いつ“気づく”?
このコーナーでは、性的マイノリティの子ども・若者の置かれた状況を理解していただくための内容を掲載します。 性的マイノリティであることは、成人以後の話に限定されません。子ども・若者のなかにも、性的マイノリティはいます。 性的マイノリティは、自分がそうであることにいつ気づくのでしょう。 ゲイ・バイセクシュアル男性を対象にインターネット調査を続けている日高庸晴教授(宝塚大学)が、1999年にはじめて行なったインターネット調査の結果(有効回答数1025人)を平均すると、 13.1歳でゲイであることをなんとなく自覚し、 13.8歳で同性愛・ホモセクシュアルという言葉を知り、 15.4歳で自分は異性愛者ではないかもしれないと考え、 17歳でゲイであることをはっきり自覚した、 と紹介していました。ひとつのものさしとして興味深いと思います(データは日高庸晴『LGBTQ+の健康レポート--誰にとっても心地よい医療を実装するために』医学書院、2024年)。 これらの時期は中学・高校時代にあたり、第2次性徴や思春期の時期に重なります。学校という同質性の
3月4日


性的マイノリティの人口比
セクシュアリティについての統計調査には、対象者が偏見を恐れて正しく答えない可能性や、セクシュアリティに関する言葉の定義の難しさなどの課題があり、実態を反映した信頼性の高い統計を取ることは難しいとされています。ここでは参考までに、代表的な調査結果をいくつかご紹介します。 日本では、まずゲイ男性とHIV予防対策に関連した研究で、予防対策の対象としてMSM(男性とセックスする男性、Men who have Sex with Men)の人口割合を調べた2009年の研究があります。(2008年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業「 男性同性間のHIV感染対策とその介入効果に関する研究 (研究代表者:市川誠一)」)。それによると20歳以上60歳未満の男性を対象として得た1659件の回答のうち、性交渉の相手が同性のみ、または同性と異性の両方と回答した割合は2.0%でした。 トランスジェンダーについての調査では、トランスジェンダーのうち性同一性障害の診断を得るレベルの発症率に
2025年11月17日


同性愛は病気なの?
現在でも同性愛を「精神疾患」「異常性欲」と考える人がいます。精神疾患が差別されるべきいわれはありませんが、ここでは同性愛であることが精神疾患の範疇をすでに脱していること(脱病理化)をご紹介します。 世界的にも参照されるアメリカ精神医学会が定めた精神疾患の診断基準、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)で、過去に「同性愛」は「性的逸脱」とみなされてきました。しかし、1970年代以後、アメリカでは同性愛者解放運動が盛り上がり、ゲイやレズビアンの活動家が学会の年次大会などで抗議を展開。73年、学会理事会は投票によってDSMから同性愛を削除することを決定。さらに、同性愛者にたいする差別を解消し、権利保障をうたった公式声明を発表します。その後2年のあいだに、米国心理学会、全米ソーシャル・ワーカー協会、米国行動療法促進学会など精神保健関係の主要な学会が、つぎつぎとこの決定を支持するという声明を発表しました。 WHO(世界保健機関)のICD(International Stati
2025年11月17日


男女二元制と異性愛主義
セクシュアリティの要素の組み合わせは多様で、異性を好きになる人、同性を好きになる人といった性的指向の違いや、生まれた時の性別に違和感がない人、違和感を持つ人、どの性別にも当てはまらないと感じる人といった性自認の違いなど、一人ひとりの在り方はみな大切で、同じように尊重されるべきものです。 しかし、マイノリティの側(性的指向における非異性愛の人や、性自認におけるシスジェンダー以外の人)は、なぜそのことに負い目を感じたり、そのことを口外したりできないのでしょう。 日本は性的マイノリティに「寛容」で、海外の一部の国のような宗教タブーや刑罰もないと言われます。しかし、性的マイノリティであることを表明する人はけっして多くはありません。 それは、この社会が「男女二元制」----社会には男と女しかいない、体の性別と社会的性別(ジェンダー)が必ず一致し、それから外れる存在を認めないという見方と、「異性愛主義」----男は女を、女を男は愛するのが正常だ、それ以外はみなアブノーマルだ、という考え方で覆われているからではないでしょうか。 テレビドラマや映画をとっ
2025年11月17日
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